【1895年、米国人D.D.パーマーにより創始】

サブラクセーション(脊柱の歪み)を見つけて治す施術理論をカイロプラクティックと言います。

24個の椎骨からなる脊柱の中には脊髄神経が通り脳脊髄液が流れています。
『サブラクセーションを矯正すると、脳脊髄液の流れがスムースになり・脊髄神経に掛かるストレスが軽減され・身体機能が回復する』
カイロプラクティックはこのように考ています。

【サブラクセーション】
椎骨は下記のような状態になることがあります。
【可動性減少】・・・椎骨の動きに制限がある。
【可動性消失】・・・椎骨に動きが無い。
【疼痛】・・・椎間関節または周囲の違和感。
【炎症】・・・椎間関節または周囲の炎症。
いわゆる脊柱が歪んだ状態です。

この様な歪みを(カイロプラクティックでは)サブラクセーションといいます。
サブラクセーションは知覚神経・運動神経・内臓神経の神経伝達を阻害し、感覚・筋力・内臓の機能低下をもたらすと考えられています。

【アジャストメント】
サブラクセーションの矯正を、アジャストメントと言います。

・サブラクセーションに直接アプローチ
・筋肉や内臓を介し間接的にアプローチ
アジャストメントには上記の方法があり、またそれぞれに数種類のテクニックがあります。
当院では、体力・体調・症状などを考慮して最善のアジャストメントを行います。

幾つかのアジャストメントは、矯正時に“ポキ”と音がすることがあります。
関節は関節胞に被われ、その中は滑液というガスが溶け込んだ液体で満たされていますが、アジャストメント時の圧力により滑液中のガス泡が弾けて“ポキ”と音がするのです。
これは瓶ビールの栓を抜いた時の“ポン”と同じ原理です。
カイロプラクティックでは、この音をクラックまたはクラッキングといいます。

クラックを伴うアジャストメントを“スパイラル マニュピレーティブ セラピー(SMT)”といいます。
SMTは瞬間的に関節間を開き、可動域を広げ、こった筋肉をゆるめます。
痛みを緩和する効果もあります。

正しいSMTに、矯正時の痛みはありません。

関節をポキポキ鳴らすのがカイロプラクティックと思われがちですが、それは違います。
いくら軽快に関節を鳴らしても、サブラクセーションを治すための施術でない限り、それはカイロプラクティックではありません。

【Chiropractic is a Science,Philosophy,and an Art】
“カイロプラクティックは科学であり哲学であり芸術である”

創始以来、多くのカイロプラクターに研究され進歩し続けているカイロプラクティックですが、ここ数年で発表された研究結果は科学的な信頼度が高く、カイロプラクティックを更に前進させるものとなりました。
一方、人体は宇宙の叡智・原理原則に基づいているというカイロプラクティックの哲学や、美しく芸術的な矯正術が身体に与える影響は決して小さくないはずです。
これらも「非科学的なもの」として無視することなく、理解し表現することが大切と考えています。

【適応 不適応など】
-適応-
カイロプラクティックはサブラクセーションを治すための施術法ですので、サブラクセーションにより起こり得る症状に有効です。
☆背部の痛み・違和感
☆身体を動かした時の痛み・違和感
☆手足のしびれ・痛み・冷え・違和感
☆頭痛・目の疲れ・耳の違和感
☆軽度の内臓疾患
☆ケガの後遺症による痛み・違和感
☆全身の疲労感・違和感 など。

-不適応-
サブラクセーションが関与しない症状には施術効果がありません。
★悪性の腫瘍
★遺伝性・先天性の疾患
★骨・その他組織の変形による症状
★毒素による疾患
★ウィルス性の疾患
★切り傷・擦り傷などの外傷
★重度の内臓疾患
★ダイエット
★骨格を変える

カイロプラクティックの矯正は、関節の間隔を広げ→筋肉を弛め→可動域を大きくする効果がありますが、例えば頭蓋骨や骨盤を小さくすると云ったような『骨格の形を変える』ことはできません。

-年齢・性別・体格差-
年齢・性別・体格による制限は一切ありません。
カイロプラクティックは、あらゆる方のサブラクセーションに最善の方法で対応をします。

-その他-
カイロプラクティックは、副次的に整体効果やリラクゼーション効果も期待できます。
気になる こり・張り・疲れを癒します。